リスニング力アップにはスラッシュリーディングが効果的!正しいやり方とオススメ教材を紹介します

昼下がりの読書

リスニングに伸び悩みを感じている方、その原因はもしかすると訓練方法が間違っているからかもしれません。

英語を聞けるようになるために必要なスキルをしっかり理解し、正しいステップで訓練すれば、短期間でも劇的にリスニングスキルをアップすることができます。

 

今回は、効果的な訓練メニューの1つ、スラッシュリーディングのやり方とオススメの教材を紹介していきます。

訓練の全体像から知りたい方は、「留学前の短期間でリスニングスキルを劇的に向上させる2ステップとは?」を先にご覧ください。

 

 

リスニングスキルの向上にリーディングが効果的なワケ

英語を聞こうとするとき、脳は2段階の処理を行っています。

1段階目は音を捉える「音声知覚」、2段階目は捉えた音を解釈する「意味理解」です。

実はこの2つは必要なスキルがまったく異なるため、効果的に訓練するにはそれぞれの特徴を捉えたメニューが必要です。

多くのリスニング教材で効果が見えづらい原因は、この2つを区別していないところにあります。

 

「音声知覚」には、「留学前の短期間でリスニングスキルを劇的に向上させる2ステップとは?」で書いたとおり、「数当て」と「シャドーイング」がとても効果的です。

そして、「意味理解」のトレーニングとしてもっとも有効な方法はリーディングです。

リスニングの訓練でリーディング?と驚くかもしれませんが、多くの英語コーチングスクールでも採用されている、とても効果的な方法です。

 

リスニングの場合、音声知覚のあとは、聞こえてきた音を頭の中の語彙や文法に照らし合わせます。

実は、これは文字から情報を拾った場合とまったく同じ処理です。

リーディングの場合も目から文字を認識したあと、頭の中の語彙や文法に照らし合わせて意味を理解しようとします。

ですので、リーディングの訓練はリスニングの意味理解の訓練になるのです。

 

さらに、リスニングは相手の話すスピードについていく必要がありますが、リーディングは自分のペースで行うことが可能です。

そのため、英語を英語の語順のまま理解する訓練を行うには、むしろリーディングの方が優れています。

 

効率的なリーディングのためにスラッシュリーディングを身につけよう

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リスニング力の向上にリーディングが効果的とはいえ、ただがむしゃらに読んでいただけではなかなか効果は見込めません。

特に、英文を読むとき文章ごとに前に戻って日本語に訳す癖がある方は要注意です。

これでは英語の語順のまま理解する訓練になっていないため、リスニング力のアップは期待できません。

まずはスラッシュリーディングを身につけ、前から理解していくトレーニングをしましょう。

 

スラッシュリーディングとは

スラッシュリーディングとは、英文を前から目で追い、情報のかたまりごとにスラッシュで区切り、意味を捉えていく読み方です。

情報の順番通りに理解しようとする癖がつくため、英語の語順に慣れるのに最適な方法と言われています。

また、かたまりで情報を捉えていく力がつくため、リスニングスキルの向上に圧倒的な効果が期待できます。

 

スラッシュリーディングのやり方

それでは実際にスラッシュで区切る方法を見ていきましょう。

 

文の要素で区切る

文の要素とは主語、動詞、目的語、補語の4つを指します。

スラッシュリーディングのもっとも基本的な区切り方です。

まずはこれらを正しく区切ることができるようになれば、文の構造を把握し、大意を捉えることができるようになります。

 

ただし、それぞれ1単語の場合は、単語単位の区切りになってしまうため、SVOやSVCを1グループとするとよいでしょう。

 

前置詞句の前後で区切る

前置詞句とは、onやatのような時や場所を表す前置詞と名詞の組み合わせでできた句です。

通常、情報を補足するために置かれているので、文章の核の情報に注目するためスラッシュで区切ります。

 

接続詞の前で区切る

接続詞とはifやbecauseといった文と文をつなぐ役割をもつ品詞です。

接続詞のあとの文章では、前の文章の条件や理由などが説明されるため、スラッシュで区切ることにより、前後の文章の関係が分かりやすくなります。

 

目標はスラッシュを減らすこと

スラッシュリーディングは情報のかたまりで文章を区切るため、意味を前から捉えやすくなるというメリットがあります。

しかし、スラッシュが多すぎると、その度に一時停止することになるため、読むスピードを速くすることができません。

初めのうちはルール通りに細かく区切っていき、慣れてきたら自分が意味を捉えられる範囲まで一気に読むことを意識してみましょう。

しっかり段階を踏めば、スラッシュが少なくなっても前からかたまりで理解できるようになっているはずです。

 

オススメの教材は「Graded Readers」

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スラッシュリーディングを行う教材は、基本的には自分が興味を持った分野の文章がオススメです。

やはり、いくら勉強とはいえ興味のない分野の本を読み続けるのはつらいものです。

デザインや会計といった専門分野に興味があれば、そういった領域の入門書がよいでしょう。

好きな外国の俳優がいれば、その俳優のブログや記事でもよいと思います。

 

一方で、特にこだわりはないが自分に合ったレベルの文章で効率的にレベルアップしたいという方は「Graded Readers」を利用しましょう

これは英語学習者向けの洋書で、語彙や文法の難易度に応じて1冊1冊にレベルが設定されていることが特徴です。

自分のレベルに合った本を1つ見つければ、同じレベルのものを簡単に探すことができるので、リーディングの訓練には最適です。

 

ここでは、有名な出版社とオススメの本を紹介します。

 

Oxford Bookworms

「オズの魔法使い」や「赤毛のアン」といった名作古典の簡約版が充実しています。

下のレベルでも読み応えのある作品が多く、続けやすさが特徴です。

 オススメの1冊

 

Penguin Readers

イラストや写真が豊富で人気のシリーズです。

映画の原作簡約版が多いため、好きな作品があれば入りやすいでしょう。

ただし当たり外れが多いことでも有名なので、つまらないと思ったらすぐに次の1冊に移る勇気も大事です。

 オススメの1冊

 

Cambridge English Readers

ほとんどのGraded Readersはもともとある小説や映画の原作を簡単にしたものですが、これはすべて書下ろしのオリジナルストーリーです。

大人向けにしっかりと書かれているため、下のレベルでも内容そのものが面白いものが多く、お気に入りの作品を見つけることができるでしょう。

 オススメの1冊

 

おわりに

リスニングに必要なスキルをしっかり理解し、正しい方法でトレーニングすれば、きっと成果を感じることができるはずです。

さっそくお気に入りの教材でスラッシュリーディングを始めてみましょう。